ニホンミツバチ保護飼育 佐々木 伸一

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2021.11.25 キイロスズメバチ 006番

2021.11.25 キイロスズメバチ 006番

秋もすっかり更けて冬が身近に感じられる気候となってきました。

キイロスズメバチやオオスズメバチが猛威を振るう季節も気温の低下とともに終わりを告げるのですが、

まだ油断してはいけません。

ほとんどの場合、今頃はキイロスズメバチもオオスズメバチも働き蜂は皆息絶え居なくなり、

残存する来年の新女王蜂と一部の雄蜂だけとなり、

それらは越冬の為に山の北向きの斜面などの朽木や倒木等に潜り込んで人目に触れなくなります。

キイロスズメバチ新女王蜂の越冬場所は大半は上記の場所と思うのですが、

冬に屋根瓦を剥がしたらキイロスズメバチが居たと大工さん達が話してるのを聞いた事があるので、

適応力の高いキイロスズメバチは必要なら色々な場所に潜り込んで越冬にチャレンジしてそうですね。

つまり、民家の天井裏の隙間などにて越冬をきめこむキイロスズメバチも居るかも知れません。

たまたま、本日(11月25日)に訪れた宿にて自分もキイロスズメバチに出くわしました。

画像は今日撮影した部屋の中に出てきて飛び回ったキイロスズメバチです。

風呂から出て部屋に戻ったら聞き慣れた飛行音のブーンが聞こえて、あれ?っと思ったら照明の辺りにキイロスズメバチが居ました。

チェックインの時に女将さんが大きい蜂に先日刺されたと言われてたので、天井裏に巣があるのかも知れませんね。

秋深く気温も低くなってきてるので、変温動物である昆虫のスズメバチは当然動きは鈍いです。

ですので、

キイロスズメバチが天井付近で勝手にバランスを崩して落下しかけるので、

これが擬似的な襲撃行動に結果的になってしまい危なくて困りますね。

夏場の鋭い動きに慣れていて、その動きの先手先手に対応して処理するのですが、

動きが鈍い時はキイロスズメバチの方が勝手にバランスを崩す事故のように急に落下しダイブ飛行に移るので近寄らないようにしないといけません。

普段ならキイロスズメバチの1匹位はなんの問題も無く処理するのですか、

宿泊先の部屋で「虫取り網」等の道具も何も無い丸腰で、自分が接近しようとすると、キイロスズメバチが時折バランスを崩して不規則な飛び方をするので危なくて困りました。

駐車場の車迄行けば常備してる「100円虫取り網」があるのですが、目を離した隙にキイロスズメバチが落下して布団の隙間に潜まれるパターンが一番嫌ですね。

結局イスを廊下から持ってきて、

しばらく待ってキイロスズメバチが飛び疲れるのを待ち、

隙きを突いて缶コーヒーの空缶に捕獲しておきました。

一般には窓を全開にして明かりを消しておけば、キイロスズメバチは勝手に外へ逃げてしまうのですが、

夏と違い外の気温が低い事

外がもう暗く雨降りだった事

の2点の要素でキイロスズメバチが出て行ってくれるかどうかわからないので困り捕獲しました。

この場合の一般の対処法ですが、

部屋の照明を切り窓を開けて出て行ってもらうのを気長に待つのがやはりベストと思います。

近年のスズメバチ用の殺虫剤スプレーは進化し、

噴霧して雀蜂を殺す事に加え

噴霧して雀蜂の羽の動きを止める効果があると謳っているものがありますので、コレが使いやすくて良いのかなと思うのですが、

スズメバチ用殺虫スプレーは皆室内での噴霧使用はNGだと注意書きのモノばかりのようですね。

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